好きな人が 優しかった

努力!未来!ア・ビューティフォー・スター!

無趣味だった母が突然K-POPアイドルに目覚めた

私の母は50代にこんにちはしたばかりの専業主婦。離れて暮らす旦那が居て、娘(私)と息子の二児の母をやっている。

 

そんな母はずっと無趣味だったが、最近突然趣味を見つけた。
厳密に言うと趣味がなかったわけではないと思う。思い返してみればトールペイント、ヨガ、英会話、生田斗真くん、ガーデニング、ビーズ、パソコンゲームのズーキーパーなどなどいろんなことをここ何年かで転々としてた気がする。でもそれらを自分で趣味だとは言っていなかった気がする。

 

事の発端は9月半ばに私がNetflixの一ヶ月無料トライアルを始めたことだ。
母は映画もドラマも好きだったので、私のアカウントで母も観られるようにしてあげた。
最初は全く興味を示さず、全く触れようとしなかった。その上見始めたら見始めたで「○○くんの映画全然ない…」とか「XX全然面白くなかった…」文句を言われたりしたため、私のアカウントから母を抜いてやろうとも考えた。

 

しかしある時私が帰宅すると、母が「久々に胸キュンドラマを見た…」とすごくウキウキキラキラしていた。
母は「ニノをイケメンにした感じの子がいるの」って言っていた。(ニノは可愛い系だからニノの可愛さを抜いて男らしさを足した顔…?)と思いながら動いてる姿を見たらなんとなく「ニノをイケメンにした感じ」がわかってしまい、笑った。

母をときめかせたドラマとは『オレのことスキでしょ。

母はもともと韓流ドラマをよく見ていたため、そこには全然驚かなかった。
少女漫画が好きなため、韓国ドラマのベアベタな感じが好きなのかなぁとか勝手に思っていた。

 

しかし、次の日、駅まで車で迎えに来た母に言われた一言に爆笑してしまった。

 

「ママね、CNBLUEにはまっちゃった

 

私「(しー、しーえぬぶるー?wwwたしかあれだよね?wwwwwwK-POPアイドルだよね?wwwwwwwwwww)」

(書き方が悪いですけど、こう以外に私の当時のリアクションを表現できない。
CNBLUEを馬鹿にしたわけでは断じてないことを理解していただきたい。 私はCNBLUEの名前は知っていたが、それ以外は何も知らなかった。
この笑いは今まで趣味と言える趣味がなく、私のオタク趣味を馬鹿にすることもなかったが生暖かい目で見ていた母がまさかの方向に踏み出していたことに対する笑いだ。ついでに言うと母を馬鹿にする気もなく、ただただなんか面白くなって笑ってしまった。)

 

とにかく『オレのことスキでしょ。』にハマった母は主人公を演じていたチョン・ヨンファくんにどハマりし、彼のことを調べ、彼がCNBLUEに入っていることをを知り、CNBLUEの動画を漁り、2日ほどで立派なCNBLUEオタ(ド新規)が出来上がっていた。10月8日の出来事でした。

その日の私のツイート:
ファーーーーーwwwお母さんが韓国ドラマからついにCNBLUEにハマったwwwwwwwずっと韓国ドラマは好きだったんだけどついにお母さんのK-POPブームキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ファーーーーーーーーーーーーーーーwwwwwwwwwwww

 

 

ちょっと書くのに飽きてきたので、ここからは母がCNBLUEにはまってから一週間ぐらいの言動(奇行?)を箇条書きにしておきます。

  • 帰宅したらリビングの机の上に韓国語の本が置いてあった。単純。
  • 我が家では父がアマゾン担当で母が楽天担当なんですが、CNBLUEのCDはアマゾンの方が安かったので、なぜか私から父にCNBLUEの最新アルバム「colors」を注文してもらう。 CNBLUEを私が頼んだ時の父の反応「何だそれ」
  • 「ここ数日かでママXキロも痩せちゃった」 
    友人がかつてキスマイの藤ヶ谷くんにハマり、食欲をなくして痩せていた時のことを思い出した。乙女か。
  • 帰宅したらリビングの机の上に若き頃の父のアルバムが置いてあった 
    母「娘ちゃんの同級生にこんなイケメン居る?」 
    私「なにこれ」 
    母「ドラマ見てた昔のこと思い出して見てた」 
    私「あ、おっけー…」
    (でも確かに若き頃父の写真はジャニーズの昔の写真って言われたら信じるぐらいにかっこよかった。 ちなみに友人に父の若き頃の写真を見せたら、若き頃のV6の長野くんみたいとか田辺誠一さんみたいとか返ってきて私ご満悦。父は昔も今もかっこいい。)
  • 怪しいバイトのお誘い 
    母「ねえねえバイトしない?」
     
    私「…なに」 
    母「1話1000円でオレスキ(『オレのことスキでしょ。』の略称)見ない?」 
    私「!?」 
    結局Netflixの期限が切れてしまったので見なかったのですが、あのときの母はガチでした。語る相手が欲しかったらしいです。 しかし私はコナンの甘いシーンですら投げ出してしまうほど恋愛モノが苦手なのでおそらく無理です。
  • 使われていなかったiPod shuffleを発掘する 
    我が家には誰も使っていなかったiPod shuffleがあったため、それを発掘してきて私に使い方を教えて欲しいと言ってきました。母はそれなりにパソコンは使えるのですがそこそこアナログ人間なので大変でした。 今では家事などをするときは常にイヤホンを入れているので母に伝えたいことがあるときは大体二、三回言わないといけません。
  • CDを借り占める
    近所のゲオでCNBLUE関連のCDを全て借り占めていたのは母です、ごめんなさい。
  • 車では常にCNBLUE
    我が家の車では私の女性アイドルCDと弟のUVERworldのCDが常に争っていたのですが、今では常にCNBLUEです。

母は今毎日iPodを聴き、鼻歌を歌いながら楽しそうに家事をしています。母はCNBLUEにハマって毎日が楽しそうなので、私も母がしてくれたように生暖かい目で見守りたいと思います。オタク趣味って素晴らしいですね。
最後に、CNBLUEのみなさま、主にチョン・ヨンファさん、母の人生に楽しみと潤いを与えてくださり誠にありがとうございます。

 

…ちょっと続きがあるのですがそれは次の投稿で。